子育て世代はそれぞれ悩みがあると感じた先輩宅での食事②
前回の続きです。
先輩のお家に遊びに行って、
子どもたちを遊ばせながら
先輩と奥様それぞれのお話を聞きました。
そこで今日本でよく起こっていそうな
夫婦間の気持ちや立場の違いから発生する
悩みが見られました。
私の先輩(男性)はご実家の近くの、
いわゆる関西の都心に住まわれています。
上場企業にお勤めで、
素敵な奥様と可愛い男の子と暮らされて、
いわゆる誰もがうらやむような幸せな家庭です。
そんな中でも奥様はいわゆるワンオペ育児になっていることに、
少し不満が溜まっているようでした。
奥様としては以下が不満点
- 少し育児を手伝っただけなのにやってやった感が気に入らない
(実際奥様がかなりフォロー・カバーしないといけないそうです) - その育児も自分の土日の予定が優先でそれに合わせるのが大変
(そっちの予定を調整してよとのこと) - だからと言って完全に任せるのは不安なので自分がついついやってしまう
- 旦那さんの実家に連れて行ってというのもなんか嫌
(自分の力で頑張ってほしい) - しっかり働いて家計を支えてくれていることには感謝している
一方先輩の言い分は以下
- 産まれたときはしっかり手伝ったのでもう少し自分の時間が欲しい
- 会社の周りの人はもっと自由な時間がありうちはしっかりやっている方
- 実家は近いし祖父母も喜ぶので連れて行くと楽だ
かつて米国で同じような立場で(そのときは娘1人のみ)
今は双子も増えて3人育児に関わっている私は、
以下のように状況分析します。
まずこの話は今の育児世代の日本人(つまり世間様)にとっては、
問題でもなんでもないのかもしれませんね。
「あら幸せね〜、それぞれ仕事と育児頑張りなさい」
と済まされるでしょう。
しかし日本人で現役育児世代や
世界のスタンダードから見れば、
笑い話にはならないでしょう。
※補足 : 先輩宅はなんだかんだで幸せそうなので大丈夫だと思います!
先輩宅は奥様が専業主婦でお子様は1人ということで、
物理的な仕事量という面から言うと、
おそらく1人でカバーできてしまうのかもしれません。
逆にそのことが原因でワンオペ育児が進行すると、
奥様の育児能力のみが上がってしまい、
「夫に対する期待値が必然的に上がってしまう 」
ということになるのかと考えます。
結果として夫としては指示されたところしかやらなくなる、
むしろ積極的に手出ししづらくなる、
結果として夫のみ自分の時間ができてしまう
というサイクルになったのかと思います。
そのなってしまえば奥様としては
「私は自分の時間が無いのに。。何で?」
という心境になりかねません。
おそらく双方我慢してあげているという
被害者意識に囚われてしまうかもしれません。
このような悩みは日本ではよく見られる状況でしょう。
ちなみに海外(先進国)では専業主婦という概念がなくなっている国が多いので、
こういう状況は極めてまれかもしれません。
米国では双方で育児を分担し、公共サービスをフル活用して、
乗り切っていて夫婦ともに自分の時間を確保という家庭が多かったです。
まだ続きますので、
次の記事で私が考えるポイントを2つ述べたいと思います。
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